あらゆるお客様のニーズに応えるための5つの力を一元的に管理し、自社にて一貫生産ができる点が「英光プランニング」であり、弊社の強みです。
これら5つの力を持って、「納期・品質・コスト」といったあらゆるお客様のニーズにあった製品の開発・設計・製造を行っています。
必要な場合には要求に近いサンプル品を紹介させて頂たり、お客様と弊社とが意識を合わせるまでやり取りを行います。
見積もりをさせていただいた後、図面化したもので再度調整を行い試作及び量産の製造に入ります。
生産の流れは下記をご参照ください。
ご依頼から納品までのフローをご説明いたします。
弊社では2次元CAD 3台(AutoCAD×2台、AMADA AP100×1台)を使用して照明器具設計を行っています。
実際に作成した図面を照明器具に加工するには展開図をNCデータに起こす必要があるので、平面上の設計だけでは照明器具を製作することはできません。
もちろんその道に精通した人材が必要になってくるのですが、弊社では、メーカー出身の技術職員を積極的に雇用しているので、従来ある技術と先進性を見極めた技術の担保と、お客様への対応をスムーズに行っています。
お客様よりお預かりしたデータをもとに設計者・組立責任者・板金加工担当者など全社的に事前協議をします。
お客様との打ち合わせ、社内協議をもとに設計をします。2台のPCを使用して図面化していき最終的に展開図や承認図などを作成します。
弊社では「先入観と経験は敵」と考え、まずはお話を聞いてものづくりに励んでいます。
また、照明器具というのはその製造物としての電気安全法上、または性能上の確かさはもとより、技術力の披露だけではなくそれを扱う業者様(電気工事業者)の取り付けやすさや照明器具を見るお客様の目には、意匠性など注意を払う必要があります。電気工事経験者が製品作りに携わること、または弊社製品作りのための機械の導入、それを扱う者の技術力の向上など、総合的に一味違った「ものづくり」が実現できているものと確信しております。
弊社では、お客様と一緒に検討を重ねながら試作製作を行っています。
試作のみの請負ではなく、量産を見越した視点に立って試作を重ねることで、スムーズな生産・納品までを可能にしています。
年間100を超える試作品を制作実績があるのはこのような企画設計から生産・納品まで の弊社ノウハウがご好評いただいている結果です。
以上の様なサイクルを重ねていき、量産プロセスへ移ります。
熟練工や経験者によって生産加工技術を高めております。
また、経験の浅い技術者にも使用者に近い立場で広く意見を求めながら開発力も高めております。
開発の段階からお客様と一緒に検討を重ねることによって、「工事物件に合わせたサイズの器具が必要」
「照明器具に合わせて枠や金具も作ってほしい」などの要望に対しても、よりお客様のニーズを捉えた製品を提供することができるのです。
商品を開発するにおいては、例えて技術屋と言われるほど朴訥に技術力を披露しがちですが、お客様が考える思いは必ずしも同じとは限りません。
例えば、スーパーやコンビニなど不特定多数の人が出入りする場所で照明器具を使用する場合と、幼稚園の子供たちが通う場所で照明器具を使用する場合では、照明のデザイン性へのこだわりなどが異なってきます。
工場や店舗、事務所など施設用の照明器具には様々なものがありますが、逆富士型(V型)と言った照明器具は、照明器具専業のメーカーであれば入門編の様な器具です。また金型を使用しての安価なものが多くあります。そういった市場環境があるのですが、弊社製品の売り上げの約2割を占める商品となっています。
では、何故弊社製品が売れるのかと言うと、
クレームがないというのは購入したお客様が代理店の場合、その先に品物を卸すので幾重にも検査にかかるようなものです。クレーマーと言われる消費者が存在する現在では「商品を売るのはクレームを拾うような物」などと例えられるほどです。クレームがないというのは売る側、卸す側からすればすぐに効果はなくとも徐々に実感するものであります。
しばらく取引が続いた後に「英光さんの照明器具は安心して売れます。」という言葉を頂くのは「クレームがない」という事につながっているのかと思います。
弊社では照明器具製作には工事施工の事を考えるのが重要と考えています。「取り付けに手間がかかる」「電気工事の熟練工でないと容易に取り付けられない」いい物であっても施工がしにくい商品であっては意味がありません。電気工事士がいる弊社ならではの経験を活かし、省施工になっているのが特徴です。
・穴加工
共通プラットフォームという考え方がありますが弊社ではあくまでも照明器具に使用される部品やデバイスに限定して製作して行っています。
コストや製品の取り違えによる不良など、突き詰めれば共通品にて様々な器具製作ができるのが理想ですが、左記の他社品のように不要穴がいくつも見られる場合には、電線の取出し口が通常のものと違う場所に配線してそれが漏電の原因になったり、正しい取付け穴を利用して取り付けなかった場合、器具の脱落など、事故の原因になりかねません。
弊社ではこういった誤施工のないように、加工穴は必要なものにのみとどめているのも特徴的です。
・板厚(鉄板の厚み)
照明器具の場合、本体の板の厚みが0.3mmより存在するので、ちょっとした事でも凹みや傷の原因になります。なるべく鉄板は厚いほうが頑丈にできますが、扱いにくくなっては意味がありません。
弊社では最低でも0.6mmで照明器具を製作しているので、繊細に扱わなくても凹みや傷の原因になりにくいといった特徴があるのに加え、この0.6mmという厚さは扱いにくくならない絶妙な厚さです。
弊社で製作する照明器具は、寸法、使用材質(SPC,AIP,ADC,P,SUS)など、平成28年度版「公共建築設備工事標準図(電気設備工事編)」に準拠したもので、自社検査にて発行可能な電気安全法(PSE)適合性検査合格品であることも、リピート性のある理由の一つです。
今までの医療器具と言えばCISPR対応品など一般病棟などに使われる器具が多く、MRI室など高度に磁性を無くした器具は、未だ存在しないといっても過言ではありません。
MRI室は四方を鉛で覆われまた電源部にラインフィルターをかけるほどに厳格な仕様の部屋であるため、取付け方法にも工夫が必要でした。また、光源部を自社で開発し、電源ドライバーも自社LEDに相性を合わすための工夫も施してあります。電源ドライバーを日本国内のPWM方式(既存の調光方式)に準拠させるのはもとより、お客様の要望があれば弊社で調整し、最近のインテリジェント・オフィスビルなどでも世界標準化されてきているenocean(エンオーシャン)やDali(ダリ)に対応させることも可能な電源ドライバーとなっているため、これからの照明器具としては汎用性の高い製品となっています。
全国的某大型スーパーなどでは、フードコートなどに専門 飲食店などが入りますが、店舗によってこだわった店舗イメージやお店のコンセプトによって独自の照明器具を使用されているようです。和紙を使用して照明器具として製品化するのはノウハウがなければ形にはできないものになります。
和紙の選定組み付けや点灯した時のランプイメージなどの自然配光設定(見た目の自然さ)は弊社ならではの技術です。
弊社では、検査項目は組み立てラインより完全に切り離し、社内資格を持った検査員が全数検査をする仕組みをとり、電源やデバイス等の致命的な不良を回避しております。
また内製主義に徹し、不良を確認した折などはその場で打合せをして次の製造にあたることで、経験と知識を積み上げています。
LED需要が高まり、弊社では自社でもLED・電源ドライバーの開発が不可避となっております。
LEDチップは静電気に弱く繊細なデバイスなので扱う場合には除電を施したクリーンルームを完備しています。
また、製品検査時には全数検査を行っておりますので、温度・絶縁・耐圧等の検査機器を配置しております。
製造事業を行う上で不良器具を作らないというのは、「顧客満足」を得る。「社内の技術向上」を目指す。という意味で大前提となります。
弊社では「Eマニュアル」において「年度 品質改善計画」を作成しており、その活動目標にクレーム件数削減を掲げております。社長の「品質方針」に即したもので、全社的な取り組みとなっております。この取り組みの成果で、上記でも触れましたように弊社の製品には十数年、技術的なクレームはひとつもなく、クレームゼロで顧客に満足を与え続けております。